『ボレアルテネブレー』レビュー・評価 PS1風レトロ調でホラー・ゴア要素が一級品 ただ購入前に確認すべきことが…
みなさんこんにちは、Reeです!
今回は2022年4月8日に発売したばかりのカルト系ホラー作品『ボレアルテネブレー』のレビュー・評価をしていきたいと思います!
『ボレアルテネブレー』は、32ビットPS1時代を意識したホラーゲームとなっており、古き良きレトロ感を楽しむことができる作品。セールで80%オフの159円で発売されているため、買う前に同記事をチェックしにきた人も多いのでは…。
しかし『ボレアルテネブレー』は、ただのホラーではなく、ゴア要素も含まれていることもあり、少し人を選ぶ作品かもしれないので、ぜひこの記事で内容をチェックしてからの購入をオススメします!
作品概要
『ボレアルテネブレー』
発売日:2022年4月8日
発売・開発元:Snot Bubbles Productions
プラットフォーム:Nintendo Switch、Xbox series X/S
プレイ人数:1人
価格:820円(セールだと80%オフの159円に…)
Reeのクリア時間:約5時間程度
上でも紹介しているのですが、『ボレアルテネブレー』はホラー系ADV作品となっており、アイテムを組み合わせたり、パズル要素があったりと、ゲーム性も豊かなTheインディーホラーゲームって感じの作品となっています。
『ボレアルテネブレー』は、SwitchだけでなくXboxでも遊ぶことができ、ストーリーをクリアするだけならば5時間かからずに終わってしまう作品となっているので、サクッと1本遊びたい人にはピッタリなゲームとなっています!
あらすじ
この悪夢の中で、あなたは殺人を解決し、行方不明の妹サラを探し、そして死にゆく町を救うために神秘的な儀式を完了する必要があります。北の暗闇 のすべての暗い秘密を解明することができますか?(原文ママ)
あらすじにもあるように、『ボレアルテネブレー』は複数のキャラクター視点を介しながらストーリーを進めるオムニバス形式となっており、各キャラクターごとにやり遂げなければならないミッションや、物語が展開されています。
このストーリーのパズル感や、定期的に出てくるゴア要素やホラー演出が見事で、個人的にはめちゃくちゃ面白かったです!
ただ…『ボレアルテネブレー』を最後まで遊びきった僕ですが、正直ストーリーは何が起きたのかまったくわからず…。というのも『ボレアルテネブレー』の世界観には「空電」とか「儀式」とかマジで意味不明なワードが飛び交っており、冒頭からプレイヤーたちが置いて行かれます。
また後で詳しく説明しますが、ラストにまさかの展開となるので、余計置いて行かれてしまいました。
まぁ、ストーリー的に置いて行かれるのはインディーゲームあるあるなので、雰囲気と演出を楽しむ作品と割り切って遊ぶのがオススメです!
評価点・良かったところ
ここからは、『ボレアルテネブレー』の作品全体を通した評価点や良かったところについてレビューしていこうと思います!
レトロな雰囲気漂う美麗なホラー演出
『ボレアルテネブレー』はPS1時代の演出を意識したホラーゲーム。そのためか、操作する上での視点は基本的に固定。キャラクターによっては、固定視点で敵から逃げなければならなかったり…と狭い視界による恐怖も見事となっています!
PS1を意識した演出となっている一方で、ムービーや背景描写などはクオリティが高く、首吊りが増えていく様子などは個人的にめちゃくちゃ好みでした。(映画『フッテージ』とかもそうだけど、この手の遠巻きから見る首吊り描写って、ゾクゾクする独特な怖さがあるよね)
また、『ボレアルテネブレー』のストーリーには、「闇のチャンネル」と呼ばれる場所があり、その場所で遭遇する様々な化け物の正体がしっかりと繋がっていて、個人的には「ある程度良く出来た物語」に収まっていたのかなと。また、複数キャラクターの繋がりも「ほど良く出来ている」といった感じで、まぁまぁまとまっていたという印象です。
残念な点
さて、早々に評価点を締めた辺りから、嫌な予感をする人もいるかもしれませんが、ここからは『ボレアルテネブレー』の残念な点を紹介していきましょう…。
圧倒的な操作感の悪さとガバ翻訳
『ボレアルテネブレー』はPS1風の固定視点の作品となっていると紹介しましたが、そんなのぶっ飛ばしてめちゃくちゃ操作感が悪い!
基本的に操作がカクカク、UIもなかなか酷くてゲームがしにくい…というのが正直な感想ですね。特にゲーム内でクラフト的な要素があるのですが、操作自体の説明もなく、よくわからず触っているとストーリーが展開してしまうことも。
また、翻訳は完全直訳の超ガバ翻訳。基本的に何言ってるかわからないんですよね。まぁ、ある程度ノリで内容はわかるんですけど、まぁ酷い。あとフォントのサイズが安定してないこともしばしば…。
インディーゲームあるあるといばそうなのですが、なかなか酷いな〜といった感じでした。
衝撃的すぎるラスト
【以下の内容はネタバレが含みます。ネタバレが嫌な人はブラウザバック推奨です。ただ購入する前には知っておいたほうがいいかも…】
『ボレアルテネブレー』では、各地・各視点を巡って街を襲う「空電」の謎を解き明かすといったストーリー展開となっています。ステージは計12箇所で、街を「空電」から救うための「儀式」をするためのアイテムを集め、ついぞ「儀式」を行なおうとすると…
まさかの「TO BE CONTINUED…」という表記が出て終了。なんやそれ。
どうやら『ボレアルテネブレー』はまだ完成した作品ではない模様。続編が無料なのか有料なのか…DLCなのか『ボレアルテネブレー2』として配信されるのかは全くの不明。
5時間の間アイテム集めをさせられて、ようやく最後の「儀式」を行なうと続編待ちという何が何だかわからない状態に。
ホラー演出がめちゃくちゃ良いだけに、本当に残念。マジでなんやこれって感じ。「Theインディー」を体現した作品だな〜
総括
PS1風ホラーゲーム『ボレアルテネブレー』のレビュー・評価は、以上となります。
超衝撃的なラストとなった同作ですが、ホラー演出やゴア要素に関しては一級品。マジで完結を望む作品ですね。この中途半端な状態を820円で買うのは詐欺すぎますが、セールの80%オフの159円なら正直「買い」かなと思います!
レトロ調のホラーゲームが好きな人や、上質なホラー演出・ゴア要素を楽しみたい人にはオススメです!!
また次の記事でお会いしましょう!
Bye!!
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会社員ライター。同ブログでは編集を担当。
インディーズゲームが好き。ゲーム歴はメンバー内で一番浅い。
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