アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』が面白い!人気急上昇中のぼっち系バンド作品!

ぼっち・ざ・ろっく! アニメレビュー
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アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の評価・感想

チェンソーマンやブリーチといった超有名タイトルの陰に隠れて、今国内外で急激に評価を上げている2022年秋アニメがあるのをご存じですか・・・?

『ぼっち・ざ・ろっく!』 って言うんですけど!!

これぶっちゃけ面白いですw。最初は「可愛い女の子がバンドする日常系アニメか~」くらいにしか思ってなかったのですが、2話3話と見ていくうちに、その中毒性のあるギャグがすっかり癖になってしまいましたww。
しかも、原作の面白さを120%引き出そうとする、アニメ製作陣の努力と工夫をも感じる良作品でして!

今回はそんなきらら枠バンドアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』通称”ぼざろ”を布教していきますよ!

作品概要

作品名:ぼっち・ざ・ろっく!
原作者:はまじあき(芳文社「まんがタイムきららMAX」連載中)
監督:斎藤圭一郎
シリーズ構成・脚本:吉田恵里香
製作:CloverWorks
放送開始:2022年10月8日より
放送局:TOKYO MX/BS11/とちぎテレビ 他
配信サイト:ABEMA/GYAO!/Prime Video/Netflix/dアニメストア/U-NEXT 他
主要な配信サイトで視聴できます。
原作は、あの『けいおん!』でお馴染みの『まんがタイムきらら』系列の4コマ作品。製作は『その着せ替え人形は恋をする』や『SPY×FAMILY』を手掛ける、ここ最近急激に評価を上げ続けているCloverWorksです。
ハッキリ言ってコケるわけがない!
ジャンル:4コマ漫画/バンド
主要キャストcv:青山吉能/鈴代紗弓/水野朔/長谷川育美 他
声優陣の演技が各キャラクターのイメージ通りで違和感なし!
特に主人公の声と演技が、コミュ障陰キャの解像度高めでとてもツボ。
詳しい話は後述します。

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あらすじ

“ぼっちちゃん”こと後藤ひとりは会話の頭に必ず「あっ」って付けてしまう極度の人見知りで陰キャな少女。
そんな自分でも輝けそうなバンド活動に憧れギターを始めるも友達がいないため、
一人で毎日6時間ギターを弾く中学生時代を過ごすことに。
上手くなったギターの演奏動画を“ギターヒーロー”としてネットに投稿したり文化祭ライブで活躍したりする
妄想なんかをしていると、気づいたときにはバンドメンバーを見つけるどころか
友達が一人も出来ないまま高校生になっていた……!
ひきこもり一歩手前の彼女だったがある日“結束バンド”でドラムをやっている伊地知虹夏に
声をかけられたことで、そんな日常がほんの少しずつ変わっていく――

同じ”バンド”がテーマのきららアニメですが、『けいおん!』は高校の軽音部が物語の舞台であるのに対して、『ぼっち・ざ・ろっく!』はライブハウスが舞台です。

なんといってもこの作品の魅力は主人公のぼっちちゃん!
よくある「なんちゃって陰キャ」ではなくガチで陰キャを極めたキャラクターで、作品内随一というか今季の全アニメ通してみても圧倒的なインパクトを与えてくるキャラクターです。

ぼっちちゃんがどれ程のぼっちかというと、小中9年間休み時間を図書室で過ごすプロっぷり。イマジナリーフレンドならたくさんいるけど現実の友人は0人って感じ。
今まで友達からあだ名をつけてもらった経験が無いせいで、変な名前で呼ばれても怒るどころか歓喜して、相手への好感度が一気にMAXになる悲しい生き物です。
本物の陰キャだからこそ出てくる言動の数々や、豊かすぎる被害妄想力が癖になりますし、声色や話しかたの感じがどうしようもなくコミュ障で見ていて心配になっちゃうw。

そんな主人公の「ぼっちちゃん」こと後藤ひとりが、偶然癖強めなキャラクターたちからバンドメンバーに誘われるところから物語が始まります。(バンドメンバーもそれぞれが別ベクトルで癖強めw)
もともと一人でギターをしていたコミュ障なぼっちちゃんが、バンドとしての音楽をしようと少しづつ自分の殻を破っていく、そんな「笑いあり・感動あり」の作品です。

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作品の魅力

声を出して笑ってしまう「ぼっちギャグ」の数々

ストーリーの方でも触れましたが、ぼっちちゃんの「ぼっちギャグ」が毎回秀逸で面白い。

例えば、彼女はしばしば驚異的な想像力を発揮するのですが、これがめちゃくちゃぶっ飛んでいまして。
ライブハウスのノルマのためにバイトをする必要があると知った時には、もし自分がバイトをしたら極度のコミュ障を発揮して、その動画が拡散され裁判で死刑宣告を受けると本気で想像するというw。


顔がヤバいw。
そしてバイトをするくらいなら母が溜めてくれた自身の結婚費用を差し出すほどの必死ブリ。筋金入りです。

それだけではなく、謎の行動力を発揮するシーンも。
初バイトの前日には自宅の浴槽で氷風呂を作って、わざと風邪をひこうと長風呂をしたり。


とにかくこうした奇行が毎回面白くて、引き出しも豊富でネタの鮮度が落ちないんですよね。毎話安定して笑えるし、我々が想像もつかないような新鮮なギャグをバンバン差し込んでくるので飽きがこない。この、4コマ原作ならではのネタ供給量が存分に反映されているおかげで1話1話の満足度が非常に高いのがこの作品の魅力の1つです!

力の入りすぎた作画

まず最初に言っておきますが、演奏シーンの作画がめちゃんこ良いです!
モーションキャプチャーを手描きで描き起こしているので、リアルなのに3D感が殆ど無い!※若干のネタバレ注意↓


ギター2人の引き方も、本人たちの性格や楽器の練度に合わせて細かく描き分けられています。
歌い出しの瞬間に手で合図する一瞬のカットなんかも入れてきて、作画陣の拘りを強く感じます。

そして、肝心(?)のギャグシーンの作画はどうなのかというところですが、意図的に作画崩壊させていて、そのカオス具合がいい味出してますw。
まあ実際に見てもらった方が早いかと↓


特に1:35辺りから、ネタに極振りした気持ち悪い(誉め言葉)作画が見られます。

綺麗な顔だろ?きらら作品の主人公なんだぜ・・・。

アニオリが光るストーリー構成

ストーリー構成にも触れておきたい!

何度も言う通り原作が4コマ漫画なので、原作をそのまま20数分間流し続けるだけでは、到底アニメとして成り立ちませんよね。
しかし本作は、CloverWorksの力によって見事に1本の見やすいアニメに生まれ変わっています。

CloverWorksと言えば『その着せ替え人形は恋をする』などから分かる通り、基本は原作に準拠しつつ、そこにアニメーションならではの演出や工夫を加えることで原作の魅力を100%以上に引き上げるのが上手な会社です。さらに『SPY×FAMILY』のアニオリ回などからアニオリの精度が高いことも実証済みですし、『明日香ちゃんのセーラー服』の時のように原作を深く理解して、その魅力を抽出することにも長けています。

そんなCloverWorksは本作で何をしたかというと、原作と原作の間に頻繁にアニオリを挟んで、話の流れが分かりやすいように作り変えました。原作とアニオリの比率は大体8:2(逆じゃないですよw)。しかも、原作ファンからは賛辞の声が。

なぜそれほどまでにアニオリが評価されているかというと、製作陣が原作を研究し尽くしたうえで、作品の雰囲気やキャラクターの人物像を掴んだアニオリだから。
アニオリの部分は原作勢ですら違和感を感じさせない完成度で、「このキャラなら言いそう・やりそう」と思わせるセリフや言動をバンバン差し込んでいるんです。

原作内で特に盛り上がる部分をアニオリで厚く描いたり、ストーリーの流れが分かりやすくなるように順番をいじったりしているので、非常に見ごたえがある。その上、随所にギャグシーンをに入れてくるので、1話の中の物語とギャグのバランスが丁度良い!
原作の面白さをしっかりと残しつつも、スムーズに物語を進行させることに成功させているんです!


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おわりに

アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の評価・感想記事でした。本作の魅力が伝わったなら幸いです。

これは予想ですが、後半のストーリー次第では2022年秋アニメの人気作品たちと肩を並べてくるんじゃないかと思っています。
今後バンド活動が本格化してきたら、ぼっちちゃんの成長エピソードや他のメンバーの魅力の掘り下げがあったりして、最終的な評価がぐんと上がることに期待せずにはいられません。ギャグも最後まで面白いでしょうし。

そんなポテンシャル充分な本作、是非視聴してみてください!
というところで今回は閉めとさせていただきます。また次の記事でお会いしましょう!

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