【Voice of Card できそこないの巫女】レビュー/評価 ドラゴンの島からの進化を感じる一作

タイトル PS4/5おすすめ!
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【Voice of Card できそこないの巫女】レビュー/評価 ドラゴンの島からの確かな進化を感じる一作

 

~2月初頭~
「もうVoice of Card新作発表か!早いな!」

「はぁ?2月17日発売!?」

となった、当ブログ管理人テラです(^^)/

それにしてもゲーム業界はゲーマーを2,3月に仕事を辞めさせる気なのかと思うくらいのスケジュールを組んできますよね(決算の関係なのはわかりますが…)

そんなわけで今回は、前作から約4か月での発売となりました「Voice of Card できそこないの巫女」のレビュー/評価をしていきます!

今作「できそこないの巫女」は「ドラゴンの島」の続編ではなく独立した物語になっているので前作プレイしたことない方でも大丈夫なものになっています(^^)/

本レビューでは「Voice of Card ドラゴンの島」のレビュー記事と一部重複する部分があることや基本システムなどはこちらの記事で細かく記載しているためチェックしていただければ幸いです!

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作品概要

作品名:Voice of Card できそこないの巫女
発売日:2022年02月17日 (PC版のみ18日)
開発:Alim
プラットフォーム:Nintendo Switch,PS4,PC
ジャンル:RPG
プレイ人数:1人(一部カードゲームのみマルチプレイ可)
価格:3,520円
テラのクリア時間:約16時間
Voice of Card できそこないの巫女は、二ーアシリーズなどを手掛けたヨコオタロウ氏、斎藤陽介氏などによる最新シリーズ「Voice of Card」シリーズの第2弾になります。
↓↓ニーアレプリカントの記事はこちら↓↓

Voice of Cardシリーズとは、見た目や世界観、小道具など昔ながらのTRPG(テーブルトークRPG,アナログゲームの一種です)やゲームブックなどを彷彿させる作品で、キャラやバトルはもちろんフィールドの移動、街やダンジョンの探索も全てカードによって演出されています。
詳しくはこちらからご確認ください!

またVoice of Cardシリーズはキャラクターボイスなどはなく、ゲームマスターのナレーションのみとなっており前作ドラゴンの島では、声優の安元洋貴さんがゲームマスターを務めていました。
今作できそこないの巫女では声優の速水奨さんゲームマスターを務めています※敵になる前の藍染の声みたいな感じですw

あらすじ

美しい海に囲まれた、精霊が住まう諸島。

「巫女」と呼ばれる女性と、巫女を守る「従者」が組んで、
代々、島を維持するために精霊を生き永らえさせてきた。

諸島のとある島は、巫女がおらず、滅びの日を待つ。

島を救おうと、少女を巫女にする為に尽力する青年。
巫女として生まれ、巫女になれなかった、できそこないの少女。

ぬいぐるみ姿の自称精霊に導かれ、
諸島の伝説を巡る彼らの航海が始まろうとしていた。

“Voice of Card できそこないの巫女 公式ホームページ”より

あらすじからもプンプンと陰鬱とした感じが伝わってきますが、明るい冒険物語ではなくやはり考えさせられるようなものになっています。また冒頭でも書きましたが、ドラゴンの島の続編ではないため今作からプレイする方にもおすすめです!
ストーリーについては、この後の評価点や、気になった点でも言及していきますのでそちらをご覧ください!(ネタバレは無しです)

あらすじ

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評価点/ドラゴンの島から進化していること

開発の方々も、前作ドラゴンの島はドラクエ1を、今作できそこないの巫女は2000年代のRPGを意識して作っているとインタビューで答えていたようで、その通り様々な面で進化を感じ面白さを体験できましたのでまとめていきます!

何度もいいますが、基本的なビジュアル、システム面に関してはドラゴンの島のレビュー記事を参照してください(^^)/

①よりヨコオタロウさが濃くなったシナリオ!
②戦略性、難易度の増した戦闘!
③テンポの改善

①よりヨコオタロウさが濃くなったシナリオ!

前作ドラゴンの島のシナリオも「ヨコオ節がにじみ出る」と評価しましたが甘かったですw
できそこないの巫女では前作では比べ物にならないくらいビターな物語となっていました。
「そんなことプレイヤーに選択させんな」って何回も思いましたねw

またできそこないの巫女では4つの国をめぐっていくのですが各国で新しい巫女と従者が仲間になるのでキャラ数的にも前作を上回っており、より世界を冒険している感を味わうことができるかと思います。また今作ではメインキャラの巫女「ラティ」の精神世界も描かれておりダークな雰囲気を醸し出しています。

心の世界

そして世界観を彩るBGMもまた「世界の岡部」こと「岡部啓一氏」が担当しています。
海を航海していくのがメインの探索になっているのもあり、BGMも前作と同じ雰囲気もありながら少し陽気な要素も感じられます。

海

航海がメインの移動になります!

②戦略性、難易度の増した戦闘!

一番進化を感じ楽しむことができたのが戦闘要素です。難易度が上がっていることもありますが戦略性が一層増しています。まずストーリーの際にも述べましたが、今作では主人公と巫女のラティは固定ですがそれ以外のパーティメンバーはストーリーによって流動的で各自全く違ったスキルを持っているので毎回違った戦闘を楽しむことができます。

パーティ

もう一点戦略性を高めているのが、スキルを使用するのに必要なジェム数(コストのようなもの)が多い強力なスキルが増えていることです。それに伴いジェムをためるスキルも充実しているので、ジェム貯めるときは貯める、攻めるときは攻めるといったバトルを心がける必要があります。また高コストスキルの中には連携技もあり強力なスキルが増えています。

連携技

連携技は強いしエフェクトも派手だし爽快です!

③テンポの改善

ドラゴンの島の一番の気になる点といえば、やはり遅めのテンポ感でしょう
移動の際一歩一歩進んでいくところや、戦闘の際の演出、少し高めなエンカウント率などもあり、テンポが少し悪いなと感じてしまいました。

作り手側は、意識してこのテンポ感にしているとのことで、よりTRPGのような雰囲気やゲームマスターがいる感覚を味わえるという意図があるとインタビューや公式生放送でも言っていましたが、作り手側の意図を知りながらプレイしている私でもやはり遅く感じてしまいました。

このようにドラゴンの島のレビューでは気になった点でテンポ感について挙げていましたがオプションでゲームスピードのアップができますので、ある程度改善されています※僕は終盤まで気づかずほぼノーマルの速度でプレイしてしまいましたw

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気になった点

進化を感じ楽しめたといえ気になった点もいくつかありますので正直にまとめていきます!

①定価3,520円ってちょっとだけ高くない?
②ストーリーへの感情移入ができるかどうか
③ダンジョンの謎解き、探索要素

①定価3,520円ってちょっとだけ高くない?

ゲームの価格というのはその時々によって移り変わるものですし、ゲーム開発費もあがってきているというのも知っていますが、どうしてもVoice of Card シリーズは少し高く感じてしまいました。

前作から4か月ですぐ続編が出たということもあり高く感じてしまいます。ボリューム面に関しても10時間程度でクリアできるものですし(僕は結構時間かかってしまいましたが)システムや絵に関しても使いまわしが見受けられてしまうのでどうしてもコスパが悪く感じてしまいました。
個人的には定価3,000円以下、セールで2,500円くらいで買えるといいなと思いますね。

 

②ストーリーへの感情移入ができるかどうか

4つの国を巡りその国巫女と従者の苦悩や宿命を見届けることとなるのですが、プレイヤーがプレイするのは1つの国当たり約2時間程度しかなくその中でキャラに感情移入するのは少し難しく感じてしまいました。

③ダンジョンの謎解き、探索要素

各ダンジョンの中で、プレイヤーを飽きさせないためかと思いますがいくつかのギミックがあります。しかし個人的には対して頭を使うこともなくただめんどくさいだけかな思ってしまうものでマイナス評価といたしました。

ギミック

少しテンポが削がれるギミックでした…

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総評

前作より間違いなく楽しむことができましたし、たった4か月で次回作を出してくれるのはうれしくも感じますが次の作品が出たとしても発売日買いするかはちょっと微妙ですね。

次回作ではもっと想像以上の進化があればいいなと期待してしまいます。

ただサックリ、プレイできる良作RPGであることに変わりはないので、新作ゲームラッシュが落ち着いているときにプレイするくらいがちょうどいいかなと思います!

以上がVoice of Card できそこないの巫女のレビュー/評価となります(^^)/

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ここまでお読みいただきありがとうございました( `ー´)ノ
また次の記事でお会いしましょう!

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