サイバーパンクパルクールアクション『ゴーストランナー』プレイレビュー
みなさんこんにちは!サイバーパンクゲーム愛好家兼「死にゲー」研究家のReeです。
今回は、サイバーパンクパルクールアクション『Ghostrunner(ゴーストランナー)』のプレイレビューをしていきたいと思います!
同作は、巷で話題の「死にゲー」なのですが、僕はそんなこともいざ知らず…サイバーパンクという世界観に誘われて購入。
その後、ブログ管理人のテラに「『ゴーストランナー』ってめちゃくちゃ死ぬよ。大丈夫?」と軽く脅され、ビビっていたのですが、実際にプレイしてみると爽快感とリプレイ性の高さから、永遠と時間が溶け、寝不足の毎日に…。
そんな『ゴーストランナー』の魅力を紹介していきたいと思います!
作品紹介
『Ghost runner(ゴーストランナー)』
発売日:2021年1月28日
発売・開発元:One More Level
プラットフォーム:PS5/4、Nintendo Switch、Xbox Series X/S、PC(Steam)
プレイ人数:1人
価格:4,500円
Reeのクリア時間:約12時間程度
『ゴーストランナー』を制作したOne More Levelは、ポーランドのゲームデベロッパーチームです。過去には、トップダウンシューターゲーム『God’s Trigger』というド派手なアクションを楽しめる作品を得意としています。
同作は、スピード感あふれる「一撃必殺」のパルクール・アクションで多くのプレイヤーを魅了。発売からたったの4ヶ月で全世界パッケージ版およびダウンロード版の累計販売本数が60万本を突破するなど、大きな話題を呼んだ作品です。
あらすじ
目覚めた主人公は自分が何者でどこから来たのかも分からない。与えられた目的はただ一つ。この塔の最上階にいるキーマスターを倒すこと。最強のサイバーウォーリア―となれ!
人類がほぼ死滅した世界で、ごく一部の人間が権力を握る。主人公は半身がロボットに改造されており、自分が誰かもわからない…。
ここはあえて、サイバーパンク愛好家として言わせてもらおう。最高やんけ!!
完全に100点満点の世界観。ストーリー的にダーマタワーをひたすら登り続けるというものなのですが、ダーマタワーのビジュアルが完璧。
サイバーパンクをわかっている人が作った世界観なんです。
「Theサイバーパンクゲーム」を象徴したストーリー展開となっているので、サイバーパンク系のゲーム初挑戦の人でも問題なく楽しめる作品といえるでしょう。
評価点
超高速なパルクールアクション
『ゴーストランナー』の最大の特徴は、超高速なパルクールアクション。
「ウォールダッシュ」に「ジップアクション」、集中力を高めて時間の流れを遅くする「集中力ブースト」など、高速で戦闘を行なう上で、必須となる技術が多数存在します。
最初は、移動すらめちゃくちゃ難しいのですが、次第に慣れてくると超爽快!「ウォールダッシュ」を応用した壁ジャンプなども駆使できるようになると、同作の面白さを堪能できるに違いないでしょう!
一刀両断・即斬即死の激ムズ戦闘
どのステージでも、上で紹介したパルクールアクションを駆使した上で、敵に接近し、攻撃する…と言う流れなのですが、めちゃくちゃ難しい!
同作では、自分も敵(ボス以外)も1発食らえば即死なため、どれだけスピーディーに敵を倒して、他からの射線を切りつつ、次の敵の場所まで向かうかが重要となってきます。
しかし、ゲームが進むにつれて射撃担当の敵と近接担当の敵を同時に相手にしなくてはならなくなったりと、どんどん難易度が上がっていくんです。
しかも、ステージによっては、敵がバリア装置によって守られていて、先に装置を壊した上で戦わなければいけないなんてことも。
そのため、ステージをクリアするためには、まず最初の10〜30回はステージ構造と敵の種類、居場所を把握するために死ぬことをオススメします
「マップ把握だけでそんなに死ぬの…?」
と衝撃を受けた人もいるかもしれませんが、『ゴーストランナー』は他の死にゲーとは桁が違います。とにかくひたすら死んで覚えるということを繰り返すんです。その先でクリアできたときの達成感は最高でした!
また、これらのパルクールアクションとは別に、主人公は4種類の「スキル」を使用することができます。敵を確定で複数人倒せる「ブリンク」や、敵の弾を弾き返す「テンペスト」、斬撃派を飛ばす「サージ」、敵1体を一定時間味方にする「オーバーロード」など、どれも超強力。
使うタイミングを考えながら戦闘をするのも大切な要素の一つといえるでしょう。
敵の種類が豊富
この手の鬼畜系激ムズゲーの場合、ボス以外の雑魚敵の種類があまり変わらず、相変わらず敵はキツいんだけど攻略法はわかってるし…となることも多いでしょう。
しかし、『ゴーストランナー』ではどんどん新しい敵が出てきます。しかも、「そろそろゲームに慣れてきたかな…」と感じたタイミングで、対処しにくい敵が追加されていくため、一切の飽きがありませんでした。
序盤から出てくる単発銃やSMGを打つ敵は、敵のリロードタイミングを狙って襲えば楽に倒せるのですが、中盤から出てくるパワー系の敵や、忍者をモチーフとした敵の場合、一度攻撃を避ける必要があったり、攻撃を弾かないと攻撃できなかったり、
後半で出てくるモンスター染みた敵の中には、防御不可能な自爆攻撃をしてくるものもいるため、常に緊張した状態で戦闘をすることができました!
「死にゲー」ゆえの圧倒的なリプレイ性の高さ
これまで紹介してきた通り、『ゴーストランナー』は超鬼畜な死にゲーです。なんなら、死んで情報を得た上でクリアすることを前提として作られたゲームです。
ここらで僕がクリアするまでに死んだ回数を紹介しておくと
2,525回です。
いや、意味がわからねェ…。正直、自分でもこんなに死んでたのかと驚くほどでした。
というのも、同作は死んでから復帰するまでのスピードが異常に速いんです。設定によっては、コンティニュー時にボタンを押さずとも、即復帰させてくれるモードもあります。そのため、ストレスなくリプレイができるんですね!
ただ、僕はこのリプレイ性の高さゆえ、辞めどきを失い、仕事に寝坊しました…。
仕事の関係で1時には寝たいって思ってるんだけど、0時45分くらいに「ゴーストランナーあと1ステージクリアしたら寝よう」ってなって、クソ難しくて、気がついたらこの時間になってる。
— Ree@『Fit boxing2』100日企画挑戦中 (@Ree_niwaota) October 12, 2021
↑この投稿の次の日寝坊した…しっかり怒られた。。
プレイ予定がある人は、マジで寝坊には気をつけてくださいね! 上司に怒られるから!
不満点・気になった箇所
以前にも、鬼畜系死にゲーをプレイしていた僕は、死にゲーに耐性があったためか、『ゴーストランナー』をほとんどストレスなく超楽しんでプレイできたのですが、一部ゲームシステム的にエグかった箇所があったので、紹介していきたいと思います。
セーブポイントがほぼない
『ゴーストランナー』は、何度も繰り返し紹介しているように、超鬼畜ゲーです。1ステージに8個ほどの戦闘があり、それらを全てクリアして1ステージ終了となります。
この1ステージをやり切るまで、一切セーブポイントがないんです。
チェックポイントは各戦闘ごとにあるのですが、セーブがされないため、
「このステージの4戦闘目まで終わったー! 疲れたから明日この続きからやろうかな」ができないんです。
もし、8戦闘あるステージの4戦闘まで終わらせて、中断した場合、再開したときはもう一度最初からスタートになります。正直、普通にプレイするだけでもめちゃくちゃキツいのに、やり直しは心が折れます。
なので、絶対に切りがいいところまでやらないといけないというツラさがありました。
ちなみに、僕が寝坊するに至った1番の理由はこれです。どうせならチェックポイントごとに、再開できるようにしてくれればいいのに…。
【超重要】進行不可能になるバグが発生
これが一番ヤバいです。
僕の場合、ステージ10「エコー」にて、9回目の戦闘を終えた後の移動でバグが発生しました。通常ならインタラクションをするだけの場面なのですが、なぜかボタンが押せず、次のステージへの移動が不可能に。
ステージ10は全部で10回戦闘があるかなり厳しいステージなのですが、何度死んでも復旧せず…。致し方なくゲームを落とし、再開すると、ステージ10を最初からやるはめに。
せっかく頑張ったのに…と正直心が折れました。
ネット上でも、同様のバグ報告がされており、僕だけの現象ではなさそうなので、
これからプレイする予定の人は注意していただけると!
ちなみに、再度チャレンジした際は、問題なくインタラクションできたので、なんらかの条件があったのかな…。
総括:死にゲーの最高峰はここにあったのか
一刀両断かつ即斬即死で完璧すぎるリプレイ性を兼ね備えた『ゴーストランナー』。敵の種類も豊富で、飽きることのないパルクールアクションと、まさに死にゲーの最高峰を堪能できた一作といえるでしょう。
『ゴーストランナー』のプレイレビューは、以上となります!
ちなみに、『ゴーストランナー』は続編である『ゴーストランナー2』の制作がすでに発表されています。ぜひ、今のうちにプレイして続編の登場を待つというのもいいかもしれませんね!
会社員ライター。同ブログでは編集を担当。
インディーズゲームが好き。ゲーム歴はメンバー内で一番浅い。
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