『CLOUDPUNK』クリアレビュー サイバーパンクの煌びやかな世界を空飛ぶ車に乗って堪能

クラウドパンク PS4/5おすすめ!
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『CLOUDPUNK』クリアレビュー サイバーパンクの煌びやかな世界を空飛ぶ車に乗って堪能

みなさん、こんにちは!Reeです!
今回は、2020年4月23日に発売されたサイバーパンクADV『Cloudpunk』のクリアレビューをやっていきたいと思います!

クラウドパンク

映画『ブレードランナー』をはじめとするジャンル・サイバーパンクの世界観を思う存分堪能できる作品となっています。前々から話題にはなっており、気になっていたため、昨夏のセールで購入。サイバーパンク系のゲーム好きな僕には、最高のゲームだったのでその魅力をお伝えしていきたいと思います!

作品概要

クラウドパンク

『Cloudpunk』
発売日:2020年4月23日
発売・開発元:ION LANDS
プラットフォーム:PS4/Nintendo Switch/Xbox One/PC(Steam)
プレイ人数:1人
価格:2,750円
Reeのクリア時間:約12時間程度

『Cloudpunk』を開発したION LANDSは、ドイツのインディーズゲームデベロッパーチームです。
過去には奇妙なエイリアンが住む惑星を2体のロボットで探索するオープンワールドADVPhoning Homeを発売していて、クオリティの高さと独特な映像美を得意な開発陣として知られています。

『Cloudpunk』は、様々なプラットフォームで販売されています。そのため、セールのタイミングでの購入を狙ってみてもいいかもしれませんね!

ちなみに、僕はかなり寄り道をしつつのクリアだったので、12時間ほどかかりましたが、メインストーリーだけをガッツリすすめるのであれば、8時間程度でクリアできると思います。

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あらすじ

クラウドパンク

大都市ニヴァリスを舞台に、非合法な配達会社クラウドパンクの新人配達員となった主人公ラニア。元愛犬で現在オートマタのカミュやラニアの上司・オペレーター、一風変わったクライアントたちと出会い、様々な依頼をこなしていく。
そんな中、闇のブローカーからの配達依頼を受けたことをきっかけに、ラニアは街に隠された秘密に迫ることに…。

・過発展した煌びやかな世界の一方で、治安の悪さが目立つ大都市。
・AIの発達によって、管理された社会。
・世界を牛耳る黒幕の存在。

など、サイバーパンクの要素を思う存分に詰め込んだ作品『Cloudpunk』。至るところに『ブレードランナー』のオマージュかな? と感じる箇所も…。

Cloudpunkは非合法のものも取り扱う無法の配達屋。常に人員不足に悩まされていて、新人配達員のラニアは、仕事初日から大量の業務を任されてしまいます。そんな中で、テロ組織や人攫いなどの犯罪に巻き込まれ、ニヴァリスの「」の部分に踏み込んでいくことに。

世界観が確立しているがゆえに、ストーリーが固定化しがちなサイバーパンク系の作品ですが、「配達」という要素が組み込まれたことによって物語が一気に広がった気がしました。しっかりと、他のサイバーパンク系のゲームとの差別化もできていて、単に「世界観だけ」のゲームではない感じがとてもよかったです!

評価点

さて、ここまで、『Cloudpunk』のゲーム概要を紹介してきましたが、ここからはプレイした感想を紹介していきたいと思います!

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完璧に作り込まれたサイバーパンクの世界観

『Cloudpunk』は、上でも紹介した通り、サイバーパンクの世界観を再現した作品です。

クラウドパンク

写真を見てもらえればわかると思いますが、煌びやかなネオンで彩られた街並みの情報量! もう、圧倒されます!
これぞサイバーパンク! という「謎の日本語」が立ち並んでいる辺りも最高!

マップはかなり広く、貧困層、富裕層の地域が分かれていることも、サイバーパンクらしさが表れていますね。中には、中国人街のような街並みもあり、他の街とは一風変わっているため、探索が捗りました!

ワールドは、全てドット状のブロックでできています。密度の高いドット表現により、立体感のある街並みが再現されています。

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空飛ぶ車HOVAを繰った移動が楽しすぎる!

クラウドパンク

上で紹介したマップの作り込みの良さが際立つ『Cloudpunk』。それ以上に特徴的なのは、空飛ぶ車・HOVAを自由に乗り回すことができることです。

HOVAとは、浮遊する未来の車両で、主人公・ラニアは、Cloudpunkから配布されたHOVAに乗って配達します。ニヴァリスの街中を多くのHOVAが駆け抜けていて、下手な運転をすると他のHOVAとぶつかり、故障してしまうことも…。

クラウドパンク

また、大距離移動をするとすぐにガソリンがなくなってしまうため、街の至るところにあるガソリンスタンドで給油をする必要もあります。さらに、HOVAをアップグレードすることで、スピードアップしたり、特殊加速ができるようになるなど、配達で稼いだ金を使って、自由にカスタマイズすることも可能!

まさに『Cloudpunk』の世界観を際立たせている要素と言えるでしょう。僕も、HOVAに乗って、ニヴァリスの街中を総会に駆け抜けるときは、最高にワクワクしました!

一人称視点/三人称視点の変更で違った街並みに

クラウドパンク

『Cloudpunk』の発売当初は、三人称視点のみの実装となっていたのですが、2020年6月に歩行時の視点切り替え機能が追加に。これにより、一人称視点で大都市ニヴァリスを眺めることができるようになりました!

クラウドパンク

ボクセルスタイルで描かれたサイバーパンク世界を、より細部に至るまで鑑賞できるようになっていて、これまで遠目でしか確認できなかった建物を舐めるように確認することができます。また、マップ内には多くの高層ビルが登場するのですが、それらを下から見上げたときの圧倒感は最高でした!

一人称視点から三人称視点への変更はかなりシームレスなため、ストレスなく好きなタイミングで変更できるのも嬉しいところです。

また、これまでHOVA運転中は三人称視点のみとなっていたのですが、PC版でのアップデートにより、HOVA運転中の一人称視点も見れるようになったみたいです。僕はPS4でのプレイだったので、実践できておらず…。今後のアップデートを楽しみに待ちたいと思います!

主人公の選択ひとつで変わる物語

ストーリーが進むにつれて、大都市ニヴァリスの「」の部分に触れていくラニア。依頼人からの頼み事や、災害派遣時の人員救助の際に、プレイヤー自身が決断しなければならない瞬間が訪れます。

多くの場合、その決断内容は「仕事を全うする」「主人公の良心に従う」かの2択。

その決断によって、ストーリーが微細に変化していきます。その変化を楽しみつつ、プレイするもの一つの魅力と言えるでしょう!

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不満点・気になった箇所

ムービーがなくストーリーのテンポ感が悪い

クラウドパンク

『Cloudpunk』には、作品を通してムービーが一切ありません。基本的に、キャラクターの会話を聞くことでストーリーが進行していきます。会話は日本語対応していませんが、翻訳自体にあまり違和感はなく(一部おかしいところもアリ)、しっかりと世界観や登場人物の説明がされているため、飽きることなく聞くことができます。

ただ、ストーリー展開状の都合で、一部の会話をスキップすることができないため、無駄に時間がかかってしまいます。また会話の最中は、プレイヤー自身にいわゆる「待ち時間」が発生してしまい、手持ち無沙汰になることもしばしば。

ゲームシステム的な問題のため、いた仕方ない部分ではあるのですが、どうしても待ち時間がダルく感じてしまうことが多かったです。

抽象的すぎるストーリー

サイバーパンク系の作品は
『闇』と対峙するものの、核心には触れることができず、主人公の行動は一部の闇を晴らしたに過ぎない
というストーリーになる傾向があります。
このサイバーパンク”あるある”な内容を『Cloudpunk』も、良くも悪くもしっかり踏襲しています。

これは、「主人公の行動が意味がないと思わせるほど、大きな闇が裏に控えている」という暗示でもあるのですが、普段王道のRPGを遊んでいる人からすると、モヤモヤする終わり方になるかもしれません。

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総評:煌びやかな世界観を堪能できる良作

ここまで、『Cloudpunk』の評価点・不満点等書いてきましたが、インディーズゲーム&サイバーパンク系好きの僕としては、超大満足の一作でした。

ただ、グラフィックがドット状になっていたり、ストーリーにひと癖あったりと、人を選ぶ作品であることは確かかもしれません。

そのため、『Cloudpunk』は…

・サイバーパンクの世界観が好き
・空飛ぶ車で自由に飛び回りたい
・サイバーパンク系の作品に理解がある

このような人にピッタリな作品と言えるかもしれません。

以上が『Cloudpunk』のクリアレビューになります!

『Cloudpunk』では、今年の5月に追加DLC「City of Ghosts(現在はPCのみのため、プレイできておらず…)を配信していたり、同作の舞台である大都市ニヴァリスをモデルとしたサイバーパンク生活シム『Nivalisの制作を発表(発売日未定)しています。
今後も『Cloudpunk』ワールドが広がると思われる作品のため、今のうちにプレイしてみるのもいいかもしれませんね!

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