『Neo Cab』レビュー・評価、サイバーパンクな世界でタクシー運転手に 深いストーリーを理解しながら最善の選択肢を選べ

Neo Cab Switchおすすめ!

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みなさんこんにちは、Reeです!
今回はサイバーパンク系ADV『Neo Cab』のプレイレビュー・評価をしていきたいと思います!

Neo Cab

僕は個人的にめちゃくちゃサイバーパンク系の作品が好きなのですが、レビュー記事にするのは地味に久しぶり。なんやかんやで『GhostRunner』ぶりなのかも?
『Neo Cab』は基本的にテキストメインのADVとなっており、ゲームとしての難易度はめちゃくちゃ低い作品なのですが、エンディングの分岐が結構あったり、雰囲気メインながら主人公らの主張が交錯する面白いストーリーと、インディーゲーらしさ満点の作品となっていました!

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作品概要

『Neo Cab』
発売日:2019年5月10日
発売・開発元:Chance Agency
プラットフォーム:Steam、iOS、NintendoSwitch
プレイ人数:1人
価格:Steam$14.99、Nintendo Switch2,050円、iOS Apple arcadeのみ
Reeのクリア時間:約5時間程度

『Neo Cab』はアメリカのインディーゲームスタジオ・Chance Agencyが制作したサイバーパンクADV。さまざまなプラットフォームで展開されていますが、僕はSwitch版でプレイしました。

ただ、基本ボタンを押すだけでゲームが進行するタイプの作品となっているので、Apple arcadeに加入している場合はiOS版で遊ぶのもアリかなと思います。ちなみに、ゲーム自体はTheインディーって感じでもっさりとした感じではあるものの、ストーリーがめちゃくちゃ面白い!
発売自体は『Neo Cab』のほうが先だけど、感覚としては国外逃亡ADV『ROAD96』にゲーム性が近いかな〜といった印象です。

あらすじ

人生をやり直すきっかけを手に入れるために、主人公「リナ」はタクシーでロス・オジョスへと向かう。近頃ではめったに見なくなった「人間の運転手」として。
しかし、そこでリナを待ち受けていたものは想像していたものとは大きく異なっていた…。かつての親友「サビー」が何かの事件に巻き込まれて姿を消してしまった上に、手持ちのお金はわずかしかない。
とにかく生きるためにタクシーを走らせ、迎え入れた乗客を目的地に送り届けなくてはならない。そして、巨大都市に潜む秘密を暴き、サビーの行方を探し出す。

『Neo Cab』は、近未来なサイバーパンクの世界観の中でタクシードライバーとなり、客との交流を楽しんだり、突如行方不明となった友人(彼女?)の情報を集めるといったストーリーとなっています。

エンディングの分岐は『ROAD96』ほどではないものの、複数パターン用意されており、自分で選んだ選択肢次第で大きくエンディングが変わるあたりも個人的に超好みでした!

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評価点・良かったところ

ここからは、『Neo Cab』の作品全体を通した評価点や良かったところについてレビューしていこうと思います!

あ〜こういう人いるよね…っていう乗客の造形の深さ

Neo Cab

主人公・リナは数少ない人間のタクシー運転手としてロス・オジョスの街を巡り、乗客を拾って生活していきます。言っちゃえば、海外のUverとか日本だとGoみたいなアプリ使って客を捕まえてる感じ。

Neo Cab

客の中には運転手に友好的な人から見てわかるヤバいやつ、マジなクソ客など様々な客が登場するのですが、それらの造形の深さが素晴らしい。あ〜こういう人いるよね…ってマジでなる。

Neo Cab

一方で、ゲーム進行において重要なキャラも存在していて、個人的にお気に入りはこの「魔女」。量子学系の学者らしいんだけど、ゲームのエンディングの分岐をほど良くうまく論理付けて説明していたり、ストーリーの核を担っていたりしてめちゃくちゃいいキャラクターになってました!

わかりにくいストーリーをわかりやすく

上でも紹介しましたが、『Neo Cab』ってサイバーパンク系の作品なんですよ。まぁ、この手のゲームをやったことがある人ならわかると思うんですけど、ローカライズとか一切関係なくクソ難しい単語が並ぶんですよね。特にこの世界観独自のワードとかも多くて、がんばって理解しようとするもチンプンカンプンってことも。

Neo Cab

それを主人公・リナがグラフィックレコーディング形式でめちゃくちゃわかりやすく現状と情勢をまとめてくれるんですよ。これ個人的に結構革命的だと思っていて、「どうしても難しくわかりにくくなってしまうサイバーパンク系のストーリーを簡単にわかりやすく説明してくれる」という要素はぜひ今後のサイバーパンク系の作品でも取り入れて欲しいなと思いました。

ちなみに、これってローカライズが完璧だからこそできる技能なのかなとも思うので、どの作品でもやるのは難しそうだな〜とも感じましたね。

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主人公の感情によって選択肢が変化

Neo Cab

『Neo Cab』では、「feelgrid」と呼ばれる感情を読み取る腕輪を常に装着することとなります。これは自分の感情を確認できる装置となっているのですが、ゲーム進行をする上での選択肢に関係してくるんですよ。

Neo Cab

相手から深刻な話が出たタイミングで優しい言葉をかければ仲良くなれるかな〜と思って選ぼうと思っても、リナが激おこ状態だと選べない…みたいなパターンが結構ありました。

Neo Cab

『ROAD96』の場合は、一つ一つのイベントの登場タイミング、そのときの選択肢によってエンディングが細かに分岐する…といった形でしたが、『Neo Cab』の場合はfeelgridによる選択肢の制限によってエンディングが変化するといった形なのかなと。

言いたいことが言えず、もどかしく感じるタイミングもありましたが、システムとしてはすごい面白かったです。

残念な点

ここからは『Neo Cab』の残念な点を紹介していきます!

選択肢多すぎてしつこいねん!

『Neo Cab』のストーリー最終版で、エンディングの分岐先を決定する重要な選択肢を選ぶタイミングがあるのですが、そこで分岐にたどり着くまで一生選択肢を選ばされ続けるんですよ。
feelgridの色の調整と選択肢が出るタイミングを考えながら進めなくてはならず、マジでだるい。

個人的には、正直この作品の残念なところはこれくらいだったのでそれ以外はほぼ完璧といった印象でした!

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総括〜サイバーパンク系作品として最上位の面白さ〜

一部やりすぎな選択肢もあるものの、全編通してめちゃくちゃおもしろかった『Neo Cab』ですが、ゲーム・ストーリーとしての完成度はかなりものだと思います!てか、ローカライズ的な面ではマジで神!

Neo Cab

というわけで、ここらで『Neo Cab』のレビュー・評価を終わりにしようと思います!ここまでご覧いただきありがとうございました! 次の記事でお会いしましょう!!

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