『リコリス・リコイル』評価/感想 アニオリ作品史を塗り替える!?今期一押しのバディガンアクション作品!

リコリス・リコイル アニメレビュー
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アニメ『リコリス・リコイル』序盤の評価/感想

最近アニオタの間で話題に上がるリコリス・リコイル。 私も放送前は「なにやら面白そうなアニオリ作品がやるらしい」くらいにしか思っていなかったのですが、いざ蓋を開けてみるとこれがメチャクチャ面白い!

実際に視聴者の評価も高く、アニオリ作品ということでフォロワー0人から始まった公式Twitterが、第3話放送後の現在ではフォロワー数13万人を突破していますw(7/27現在)

そんな出だし絶好調の作品、『リコリス・リコイル』の布教をさっそくしていこうと思います!どうぞお付き合いください!

↓↓リコリスリコイルの考察記事はこちら!↓↓

作品概要

作品名:リコリス・リコイル
監督:足立慎吾
ストーリー原案:アサウラ
キャラクターデザイン:いみぎむる
製作:A-1 Pictures
放送開始:2022年7月2日より
放送局:TOKYO MX/BS11/とちぎテレビ 他 配信サイト:ABEMA/GYAO!/ニコニコ生放送/Prime Video/Netflix/dアニメストア/U-NEXT 他
昨今のアニメ界、独占配信が流行ってますが、この作品は主要な配信サイトで広く視聴できるのがまず嬉しいポイント。
製作陣に触れていくと、『ワーキング』や『SAO』のキャラデザを担当した足立慎吾さんが初めてメガホンを取りました。ストーリーは『ベン・トー』のアサウラ先生、キャラデザは『この美』の作者のいみぎむる先生と、いずれも実績のある方々で固められていますいみぎむる先生の描くショート髪の女の子はやはり可愛い。
話数:全13話(予定)
ジャンル:ガンアクション
主要キャストcv:安済知佳/若山詩音/小清水亜美/久野美咲/さかき孝輔/上田燿司 他
1クール13話放送を予定しています。
ジャンルはガンアクション。キービジュを見て「あーなんちゃって美少女戦う系のやつね」と思った方がいたなら、もれなく腰を抜かすほど拘り抜かれたアクションシーンが見られるかと。(ガンアクションについては後ほど詳しく話しますが)
そして声優陣を見て一言。安心して観られますねw
個人的には主人公のcvの安済知佳さんの声がドストライクでした。周囲の雰囲気を一気に明るくするような主人公のキャラにぴったりハマっていて非常に良き。
キャラクターたちの掛け合いも大きな魅力の一つである本作において、主要キャストの自然体のびのびとした演技がこの作品の中毒性をさらに一段引き上げているといえます。とても良いです。
製作キャストの紹介はざっとこんな感じ。作品情報はこのくらいにしておいて、ここからは作品の物語を紹介していきましょうか。
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ストーリー

平穏な日々――その裏には秘密がある
犯罪を未然に防ぐ秘密組織――「DA(Direct Attack)」。
そのエージェントである少女たち――「リコリス」。当たり前の日常も、彼女たちのおかげ。歴代最強のリコリスと称されるエリート・錦木千束
優秀だけどワケありリコリス・井ノ上たきなが働く喫茶「リコリコ」もその支部のひとつ。ここが受けるオーダーは、コーヒーやスイーツの注文から、
こどものお世話、買い物代行、外国人向けの日本語講師etc、
「リコリス」らしからぬものばかり。自由気ままな楽天家、
平和主義の千束とクールで効率主義のたきな
二人の凸凹コンビのハチャメチャな毎日がはじまる!
※公式サイトより

この作品の舞台は、世界が認める法治国家となった平和な日本
しかし、犯罪が世の中から消え去ったという話では無く、未然に人知れず犯罪の芽を摘む「リコリス」と呼ばれる女の子たちの活躍によって、表向きには平和に見えているというのが真実なのです。

で、そんな「リコリス」の中で伝説と呼ばれているのが、本作の主人公の一人である千束
この子が本っ当にうざカワイイのよ。
ハイテンションで楽観的。適当かと思いきや仕事はプロ。そして「命大事に」を徹底するという、過去に何かがあったことを匂わせる一面もある深みのあるキャラクター。話のテンポを良くして、物語のコミカルパートを一番作り出すそんな人物です。

そんな千束が勤務しているのが、「リコリス」が所属している秘密組織「DA」の支部の一つである喫茶「リコリコ」。この喫茶「リコリコ」は、「DA」が直接担当しないような人助けを広く請け負っている変わった所なんです。

この「リコリコ」に訳あって左遷されてくるのが、本作のもう一人の主人公であるたきな
この子は色々ぶっ飛んでてカワイイw
たきな千束とは対照的に、冗談が通じない大真面目な性格。ドが付くほどに効率重視で、目的達成のためなら敵の命は容赦なく奪い、仲間の命ですら迷わず危険にさらす。今まで「DA」本部で過ごしてきたせいで、世の中の常識と年頃の女の子の感性を全く持ち合わせていない浮世離れしたキャラクターです。

そんな凸凹コンビである二人が、事件解決に奔走したり日常回を経て少しずつ絆を深めていく、そんなバディものの作品です。

物語の土台部分の説明はこれくらいにして、ここからはいよいよ作品の魅力的な部分について深堀りしていきます!

※中央が千束 その左がたきな

こだわり抜かれたガンアクション

「リコリス」は銃の所持及び殺人を許可されており、対峙する敵も武装しているので、アクションは基本銃撃戦です。
作画の良さは言わずもがな大変良く。女子学生ができ得る範疇のアクションをしているためリアリティもあります。(一部例外もありますが後に説明されます)

しかしながら、真に語りたいのはそのさらに一歩先の話なんです!

明確に描き分けられた二人の戦闘描写

千束は幼い時から伝説と呼ばれるような大きな事件に関わってきた経験から、飄々としながらも危なげなく敵を倒していきます。また、依頼内容に忠実で、常に様々な失敗の想定をしながら動いている印象を受けます。
そして、「命大事に」の精神から非殺傷弾を使い、よく注意して観ると敵の急所を的確に外して撃っていることが分かります。

対してたきなは、実弾で容赦なく急所を狙う徹底ぶり。それ故に生け捕り対象を殺害したり、護衛対象を囮に使ったりと、経験不足からか依頼の本質を履き違える部分が目立ちます。

こんな感じで、とにかく戦闘シーンを見ただけで二人がどんな人物かが直ぐに分かるような描き方をしてるんですよね。
これにはメチャクチャ驚かされましたし、今後の展開を経て二人の(特にたきなの)戦闘スタイルがどう変わっていくのかワクワクさせられました。

マニアックで本格的なミリタリー要素

これは特に千束の戦闘シーンの話ですが、キャラの動きが非常にリアル。
千束の銃の構え方は、拳銃を斜めにして両手で顔の前に構えるスタイルで、これは実際に海外で使われている「C.A.Rシステム」と呼ばれる戦闘スタイルなのです。『ジョン・ウィック』で話題になったこの構えですが、至近距離で流れるように敵を仕留めていく姿に国内外問わずファンの多い殺法でして。
そんな最近のトレンド的な銃撃殺法を、臆せずアニメに取り入れる姿勢に脱帽です。

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敵集団の戦闘描写も非常に丁寧。素人集団とプロ寄りのアマ集団で、戦闘の練度が明らかに描き分けられているんです。素人集団は車のドアを盾にしたり(車のドアは非常に薄いため盾にするのはご法度)、相手に簡単に接近を許したりと甘さが目立つのに対し、アマチュア集団はしっかりと遮蔽物に体を隠しながら横に陣形を展開して銃撃しています。

こんな感じで、戦闘描写をかなりリアルに描いている点が、説得力があって非常に良きです。製作陣が勉強熱心なのか、この手のマニアがいるのか、いずれにせよアクション一つ一つがかなり凝っていて製作陣の本気が感じられます。

先が気になるストーリー構成

やはりオリジナル作品なだけに、原作が存在しないので誰も先の展開を知らないんですよね。
なので、毎週最新話が放送されるたびに敵の正体やキャラクターの過去、裏設定などを考察しながら何回も繰り返し観るのがめちゃくちゃ楽しい!

本作の序盤は喫茶「リコリコ」の日常をコミカルに描きながらも、それと並行して、本筋である重大事件の手がかりを少しずつ小出しにしていくようなストーリー構成となっていまして、
意味深な会話や含みのある謎カット、一瞬移る車のナンバーや後ろで流れているニュースまで、伏線と思わせられる描写が要所要所に散りばめられているんです。

コメディパートの中にもガンガン伏線を仕掛けるほど厚みのあるストーリーなので、先の展開が非常に気になるところですし、YouTube等に上がるたくさんの考察動画を観た後にアニメを2周3周すると、毎回見え方が変わって面白いです!
皆さんにも是非、今までのアニメの知識を活かしてこの物語の謎に迫って欲しいと思います!

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おわりに

アニメ『リコリス・リコイル』に興味を持ってもらえたでしょうか。
「キャラ良し・アクション良し・ストーリー良し」と三拍子揃った隙の無い作品ということが伝わったかと思います。

実は今回話したことの他にも、音響心情描写についてなど話したいことはまだまだあるのですが、尺の都合でやむを得ず省いています。
それくらい様々な面で製作陣の拘り本気を感じられる作品です。

最後に一言これだけは言っておきたいのですが、オープニングの最後で千束たきなが蹴り合っているシーンがガチで最高この一瞬だけでこの作品の何たるかが全て分かるといっても過言ではないです。あとラジオ聞こう!(一言じゃない)

そんな感じで今回はこの辺で!最後までお付き合いいただきありがとうございましたー!

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